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生誕140年 吉田博展


会期 2016年4月9日(土)〜 5月22日(日)



 




− けれども私は自然を崇拝する側に立ちたい −


吉田博(明治9年〜昭和25年/1876-1950)は福岡県久留米市の生まれ。京都の地で三宅克己の水彩画に感銘を受け、以来本格的な洋画修業を始めました。明治27年に上京して不同舎に入門、小山正太郎のもとで風景写生に励んで技を磨きます。明治32年には中川八郎とともに渡米、言葉もままならない異国で自作を大いに売って生活の資を得るという快挙をなし、アメリカ各地からロンドンやパリを巡って明治34年に帰国しました。以後も外遊を重ねて東西の芸術作法を見つめ、内外の風景に取材して水彩画や油彩画を発表、太平洋画会や官展を舞台に活躍を続けました。

とりわけ高山を愛し、常人の足の及ばぬ深山幽谷に分け入ることで描いた作品は、新たな視界や未知なる美を発見した驚きと喜びに満ちています。大正後期からは彫師・摺師と組んだ木版画に軸足を移し、伝統的な技術に洋画の表現を融合したかつてない精巧・清新な造形で国内外の版画愛好家を魅了し続けました。

吉田博は生涯、世界における自らの位置を考え続けた画家といってよいでしょう。その思考の跡が、湿潤な日本の風景をみずみずしく描いた水彩画であり、雄大な自然美を登山家ならではの視点からとらえた油彩画であり、浮世絵以来の技術を新解釈した木版画でした。比較的早くに評価の定まった白馬会系の絵描きたちに比し、長く埋もれてきた感のある博の画業は、今の私たちにどう映るでしょうか。「絵の鬼」と呼ばれ、水彩で、油彩で、木版画で世界に挑み続けた画人の「これが日本人の洋画だ」という答えー。生誕140年を記念し、代表作に初公開の写生帖などをあわせた300点超の作品からなるこの大回顧展で、とくとご覧ください。

※会期中に展示替えを行います。

point 「生誕140年 吉田博展」出品リストはこちら(PDF:238KB)  ※4月16日訂正

 主  催 千葉市美術館、毎日新聞社
 特別協力 福岡市美術館
 協  力 mont-bell
 協  賛 ニューカラー写真印刷株式会社





《穂高山》 油彩 大正期(1913-26) 個人蔵




《日本アルプス十二題 劔山の朝》 木版
大正15(1926)年 千葉市美術館蔵 




《瀬戸内海集 光る海》 木版
大正15(1926)年 個人蔵




《新月》 水彩 明治40(1907)年 東京国立近代美術館




《雲海に入る日》 油彩
大正11(1922)年 個人蔵




《雲叡深秋》 油彩
大正11(1922)年 福岡市美術館蔵




《朝霧》 水彩 明治34−36(1901-03)年
福富太郎コレクション資料室蔵




《エルキャピタン》 木版
大正14(1925)年 千葉市美術館蔵




写生帖より(駒ケ岳山頂からの眺め) 昭和2(1927)年頃 個人蔵




写生帖より(中国) 昭和13-15(1935-40)年 個人蔵





写生帖より(インド) 昭和6(1931)年 個人蔵




《篭坂》 水彩 明治27-32(1894-99)年 静岡県立美術館蔵




《フワテプールシクリ》 木版
昭和6(1931)年 個人蔵
 




《急降下爆撃》 油彩
昭和16(1941)年 個人蔵

ご案内
観覧料

一般   1,200円(960円)
大学生  700円(560円)
小・中学生、高校生無料

※( )内は前売券、団体20名以上、市内在住65歳以上の方の料金
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
※前売券はミュージアムショップ(3月25日まで)、ローソンチケット[Lコード:33414]、セブンイレブン[セブンチケット]および、
千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口(5月22日まで)にて販売

開館時間 日〜木曜日 10:00〜18:00
金・土曜日 10:00〜20:00
※入場受付は閉館の30分前まで
休館日

4月25日(月)、5月2日(月)

関 連

■オープニング記念講演会
「吉田博・その人と芸術」

【講師】安永幸一(元福岡市美術館副館長)
4月9日(土)14:00より(13:30開場予定)/11階講堂にて/聴講無料/先着150名

■講演会
「吉田博の自然観と木版世界」
【講師】吉田司(版画家/吉田博令孫)
5月3日(火・祝)14:00より(13:30開場予定)/11階講堂にて/聴講無料/先着150名

■講演会
「吉田博のアメリカ開拓精神」
【講師】吉田亜世美(アーティスト/吉田博令孫)
5月15日(日)14:00より(13:30開場予定)/11階講堂にて/聴講無料/先着150名

■関連ワークショップ
@「春の色をかさねる −オリジナルブックカバーつくり−」
(事前申込制/受付は終了しました)
透明水彩と不透明水彩、筆彩と版画、それぞれの特徴に触れながら制作します。
4月23日(土)/14:00より/11階講堂にて/参加費800円/対象 小学4年生以上/定員20名

A
「からだを変える・風景が変わる」(事前申込制)
講師:ペピン結構設計
からだの感覚を変化させるエクササイズの後、お弁当とふしぎな「指示書」を持ってまちへ出かけます。演劇の手法を使い、普段とは違うからだで風景を再発見する、ピクニック型ワークショップです。
4月29日(金・祝)/11:00より/11階講堂・美術館周辺にて/参加費1500円/対象 小学生以上/定員20名
※天候に合わせた歩きやすい格好でお越しください。
※小学3年生以下の方は、保護者と一緒にお申し込みください。

【申込方法】
注意事項を必ずご確認の上、以下の方法でお申し込みください。

・往復はがきの場合

郵便番号、住所、電話番号、氏名、参加希望のイベント名、参加人数(2名までお申込可)、参加者の年齢をを明記の上、下記までお申し込みください。
〒260-8733 千葉市中央区中央3-10-8 千葉市美術館 イベント係

・WEB申し込みの場合
こちらからお申し込みください。
※迷惑メールなどの受信を制限する設定をされている方は、ご応募の前に @ccma-net.jp ドメインのメールを受信できるよう、ご設定ください。

【注意事項】
※申込締切 @4月13日(水)必着、A4月19日(火)必着
※お申込みは1つのイベントにつき1通、申込多数の場合は抽選。
※往復はがきでお申し込みの方は、申込締切日の2〜3日後に当落結果や参加方法をお知らせいたしますので、お知らせが届かない場合は、お手数ですがご連絡ください。
※メールフォームからお申し込みの方には、お申込後すぐに受理メールが送られます。抽選結果につきましては、申込締切日の2〜3日後に当選者の方にのみお知らせいたしますので、予めご了承ください。
申込受理メールがすぐに届かない場合、迷惑メールのフォルダに振り分けられている場合がございますので、ご確認ください。その上で届いていない場合は、お手数ですがご連絡ください。


■市民美術講座
「吉田博 − 残された資料が語ること」

【講師】西山純子(当館主任学芸員)
5月7日(土)14:00より(13:30開場予定)/11階講堂にて/聴講無料/先着150名 
ギャラリートーク

担当学芸員による ―4月13日(水) 14:00より
ボランティアスタッフによる ― 会期中毎週水曜日(4月13日を除く)14:00より
※水曜日以外の平日の14:00にも開催することがあります。
※会場の混雑状況により中止となる場合がございます。

 

point 展覧会カタログ

同時開催

point 所蔵作品展 四季のうつろい・時のうつろい


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