千葉市美術館
サイトマップホーム

展覧会情報
開催中の展覧会
スケジュール
市民ギャラリー
過去の展覧会
2007-2010年度

2003-2006年度

1995-2002年度
所蔵作品
イベント
教育普及
ご利用案内
施設案内
出版物
その他



赤瀬川原平の芸術原論
1960年代から現在まで


会期 2014年10月28日(火)〜 12月23日(火・祝)



 
 

 赤瀬川原平(1937−)は、前衛美術家、漫画家・イラストレーター、小説家・エッセイスト、写真家といった複数の顔を持つ芸術家です。

 前衛美術家としてその経歴をスタートした赤瀬川は、1960年、篠原有司男、吉村益信、荒川修作らとともに「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」の結成に参加。1963年には中西夏之、高松次郎と「ハイレッド・センター」の活動を開始し、「反芸術」を代表する作家となりました。またこのころ制作した一連の《模型千円札》が「通貨及証券模造取締法」違反に問われてしまい、1965年より「千円札裁判」を闘うことで、その名は現代美術界の外にも広まって行きました。同裁判の控訴審が終了した1968年頃からは、漫画家・イラストレーターの領域に活動の場を移し、『櫻画報』の成功によって一躍パロディ漫画の旗手となります。さらに70年代末より文学の世界にも本格的に足を踏み入れ、1981年には芥川賞を受賞しました。80年代以降は、「超芸術トマソン」「路上観察学会」「ライカ同盟」の連載や活動を通して、街中で発見した奇妙な物件を写真に記録・発表しました。また1999年、エッセイ『老人力』がブームを巻き起こしたことは、記憶に新しいところです。

 このように赤瀬川は、とてもひとことでは言い表せないほど多彩な活動を展開してきました。一方で、様々な分野を大胆に横断しながらも、60年代から近作まで、その制作への姿勢は一貫しています。彼は何かを表現したり、創造したりすることよりも、卓越した観察眼と思考力を駆使して、平凡な事物や常識をほんの少しズラし、転倒させることを好みます。そうすることで見慣れた日常を、ユーモアに満ちた新鮮な作品へと変えてしまいます。60年代の《模型千円札》《宇宙の缶詰》にしろ、《トマソン》『老人力』にしろ、この独特のズラしや転倒の方法論から生まれました。

 赤瀬川原平は、その独創的な作品と発想によって、日本の現代美術史において揺るぎない地位を築く一方、いまなお若い作家たちに刺激を与え続けています。本展は、500点を超える赤瀬川の多彩な作品・資料を通して、50年におよぶ氏の活動を一望します。1995年に名古屋市美術館で開かれた「赤瀬川原平の冒険−脳内リゾート開発大作戦」を除けば、これまでその活動が本格的に回顧される機会はありませんでした。今回、60年代の前衛美術はもちろんのこと、70年代の漫画・イラストレーション、80年代のトマソン、路上観察学会の仕事にも大きなスペースを割き、美術分野を中心に、この作家の幅広い活動を展観します。さらに土方巽、唐十郎、足立正生、小野洋子、瀧口修造、林静一、つげ義春、永山則夫、中平卓馬、鈴木志郎康らとの交友を示す作品資料も展示することで、当時のより広い文化状況の一端もお見せ出来ればと思います。

 主  催 千葉市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
 協  賛 ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
 企画協力 白石コンテンポラリーアート





《 ヴァギナのシーツ(二番目のプレゼント)》 
  1961/1994年
作家蔵(名古屋市美術館寄託







《 不在の部屋》
1964/1994年
名古屋市美術館蔵







《 復讐の形態学(殺す前に相手をよく見る)》
1963年
名古屋市美術館蔵 




《 押収品・模型千円札III 梱包作品(かばん)》
1963年
名古屋市美術館蔵








《大日本零円札》
1967年 作家蔵
協力:白石コンテンポラリーアート




《宇宙の缶詰》
1964/1994年 作家蔵
協力:白石コンテンポラリーアート



『漫画主義』No.6ポスター
1969年 作家蔵
協力:白石コンテンポラリーアート




『櫻画報』第23号(花嵐一)より
1971年 作家蔵
協力:白石コンテンポラリーアート








《トマソン黙示録真空の踊り場・四谷階段》
1988年
大分市美術館蔵



《ライカIIIg》
2000年
作家蔵 協力:資生堂

ご案内
観覧料

一般   1000円(800円)
大学生  700円(560円)
小・中学生、高校生無料

※( )内は前売券、団体20名様以上、および市内在住65歳以上の料金
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
※前売券はミュージアムショップ(10月19日まで)、ローソンチケット[Lコード:31360]、セブンイレブン[セブンコード:033-362]および、
千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口(12月23日まで)にて販売

開館時間 日〜木曜日 10:00〜18:00
金・土曜日 10:00〜20:00
※入場受付は閉館の30分前まで
休館日

11月4日(火)、12月1日(月)

関 連

■トークショー
@「路上観察学会VSライカ同盟」
(事前申込制)
【出演】藤森照信+秋山祐徳太子+松田哲夫
11月1日(土)15:00より(14:30開場)/11階講堂にて/聴講無料/定員150名
路上観察学会の理論的支柱藤森照信と、ライカ同盟の秋山祐徳太子が、赤瀬川原平が参加した2つの路上観察系グループの違いと共通点を語る。進行は路上観察学会の仕掛人松田哲夫。

A「原平さんは弟子の七光り」
(事前申込制)
【出演】南伸坊+久住昌之+松田哲夫
11月15日(土)14:00より(13:30開場)/11階講堂にて/聴講無料/定員150名
多くの著名な人物を排出した美学校赤瀬川原平教場。その代表格ともいうべき南伸坊(イラストレーター)と久住昌之(マンガ家・ミュージシャン)、そして初期に助教を努めた松田哲夫が、師であり、盟友でもある赤瀬川を熱く語る

B「ハイレッド・センター、内科画廊とその周辺」(事前申込制)
【出演】田名網敬一+谷川晃一+山下裕二
12月6日(土)14:00より(13:30開場)/11階講堂にて/聴講無料/定員150名
1960年代中頃、ハイレッド・センターをはじめとする前衛芸術家の活動拠点だった内科画廊。ここで活躍した田名網敬一と谷川晃一が、赤瀬川をはじめとする仲間たちとの交流を回顧する。進行は美術評論家の山下裕二。

■ワークショップ
C「多元宇宙の缶詰」
(事前申込制)
インストラクター:奥村雄樹
ゲスト:永井均(哲学者/日本大学教授)
協力:白光株式会社
12月21日(日)/13:00より(12:30開場)/11階講堂にて/参加無料/定員20名
赤瀬川の《宇宙の缶詰》をもとに、アーティストの奥村雄樹が考案した参加型のプロジェクトです。奥村の監修のもと、参加者は《宇宙の缶詰》の自分だけのバージョンを制作します。
※参加者は紙ラベルの缶詰1個をご持参ください(詳細は後ほど公開いたします。)

【申込方法】往復はがきまたはEメールにて、郵便番号、住所、電話番号、氏名、参加希望のイベント名、参加人数(2名までお申込可)を明記の上、下記までお申し込みください。
〒260-8733 千葉市中央区中央3-10-8 千葉市美術館 イベント係
メールの場合は、
【トークショー】
akasegawa.event@ccma-net.jp(件名を「赤瀬川展トークショー参加希望」として、ご希望のトークショーごとにお申し込みください。)
【ワークショップ】
workshop@ccma-net.jp(件名を「赤瀬川展ワークショップ参加希望」としてお申し込みください。)

※申込締切 @「路上観察学会VSライカ同盟」は10月22日(水)必着、A「原平さんは弟子の七光り」は11月5日(水)必着
、B「ハイレッド・センター、内科画廊とその周辺」は11月26日(水)必着、Cワークショップ「多元宇宙の缶詰」は12月10日(水)必着
※1通で複数のイベントにはお申込みいただけません。お申込みはイベントごとに1人1通まで、応募多数の場合は抽選となります。
※はがき、メールともに申込締切日の2〜3日後に当落結果や参加方法をお知らせいたします。お知らせが届かない場合は、お手数ですがご連絡ください。
※携帯電話からお申込みされる場合は、ccma.event@ccma-net.jpからのメールを受信できるように設定してください。


■市民美術講座
「赤瀬川原平―千円札裁判時代の制作活動」

【講師】水沼啓和(当館主任学芸員)
11月29日(土)14:00より(13:30開場)
11階講堂にて/聴講無料/先着150名 

「赤瀬川原平交友録―1960年代を中心に」

【講師】水沼啓和(当館主任学芸員)
12月13日(土)14:00より(13:30開場)
11階講堂にて/聴講無料/先着150名

ギャラリートーク

担当学芸員による ―10月29日(水) 14:00より
ボランティアスタッフによる ― 会期中毎週水曜日(10月29日を除く)14:00より
※水曜日以外の平日の14:00にも開催することがあります。
※会場の混雑状況により中止となる場合がございます。

情報

DIC川村記念美術館「五木田智央」展(8/31〜12/24)との連携

本展では、より多くの方に現代美術に親しんでいただくために、千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館と相互割引を実施いたします。また、両館を効率よく回れる無料往復バスも運行。現代美術をめぐる小旅行におすすめです。

◇チケット半券提示による相互割引
「赤瀬川原平の芸術原論」展、「五木田智央」展のチケット半券(有料券のみ)、または各館の友の会会員証をご呈示いただいたお客様は、それぞれの展覧会観覧料が割引となります。

【料金】
・千葉市美術館:一般1000円 → 800円、大学生700円 → 560円
・DIC川村記念美術館:一般1200円 → 1000円、学生・65歳以上1000円 → 800円

無料往復バス
DIC川村記念美術館「五木田智央」展と会期が重なる期間中(10月28日〜12月23日)の土・日・祝日に、両館を往復する無料バスを運行します。


【運行日】11月1日(土)、2日(日)、3日(月・祝)、8日(土)、9日(日)、15日(土)、16日(日)、22日(土)、23日(日)、24日(月・祝)、29日(土)、30日(日)/12月6日(土)、7日(日)、13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)、23日(火・祝)

【時間】千葉発12:00 川村発13:00 千葉発14:00 川村発15:00
※所要時間は約40分、定員は37名です。
それぞれ千葉市美術館エントランス前、川村記念美術館正門前バスのりば、で発着いたします。

pointDIC川村記念美術館のホームページはこちら


町田市民文学館ことばらんど「尾辻克彦×赤瀬川原平ー文学と美術の多面体」展(10/18〜12/21)との連携

本展では、町田市立文学館ことばらんどで開催される「尾辻克彦×赤瀬川原平」展と提携し、相互割引を実施します。肉筆原稿を始め、文学系の資料も多く出品されます。

チケット半券提示による相互割引
「赤瀬川原平の芸術原論」展、「尾辻克彦×赤瀬川原平」展のチケット半券(有料券のみ)をご呈示いただいたお客様は、それぞれの展覧会観覧料が割引となります。


【料金】
・千葉市美術館:一般1000円 → 800円、大学生700円 → 560円
・町田市立文学館ことばらんど:一般400 円→ 300 円 、大学生 200 円→ 150 円

point町田市立文学館ことばらんどのホームページはこちら


 

point 展覧会カタログ


  ページトップへ