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花魁図

菊川 英山
キクカワ エイザン
Kikukawa Eizan

花魁図

分 類:肉筆
制作年:文化期(1804~18)
技 法:絹本着色 1幅
寸 法:101.0x37.5cm

 打掛の朝日に烏の大模様は、元日早朝の烏の鳴き声が神の使いとしてめでたく聞かれるという《初鳥》であるらしく、正月の遊女の晴れの装いを描いたものだろう。英山の肉筆画は多くないが、本図にみるように確かな技量を持った絵師であることが認められる。衣紋線に見る太くこしのある線は迫力さえ感じさせ、反対に顔貌や髪の描写は、丁寧な処理で繊細な美しさを持っている。本図の豪華な衣裳模様の描き込みはとりわけ念入りで、並々ならぬ気迫のこもった作品と見受けられる。白い肌をした美しい花魁の顔の瞼と頬にうっすらと赤みが表れ、唇には笹紅をさしている。