千葉市美術館30周年

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ノックノック!千葉市美術館をたのしむ4つの扉展関連プログラム「大人のための対話型鑑賞」プログラムを開催しました

2025.4.27 展覧会関連 美術館ボランティアスタッフ

2025年4月25日(金)に、ノックノック!千葉市美術館をたのしむ4つの扉展関連プログラムプログラムとして、「大人のための対話型鑑賞」を開催いたしました。
昨年度に2回常設展示室で実施し参加者の方々から大変好評をいただいたこのプログラムを、今回は企画展の関連プログラムとして開催しました。当日の様子を報告いたします。

7階ロビーでの受付時の様子。皆さん受付開始前から集まってくださいました。

対話型鑑賞の会場は7階の企画展示室です。多数ある作品のなかから2、3点を取り上げて対話は進んでいきました。

各グループの参加者は3〜4名。そこにファシリテーターとして美術館のボランティアスタッフが1名入り、
「作品を見て感じたこと、気づいたことなどなんでも話していきましょう」など、
対話に向けて言葉が出やすくなるような声かけをしていきました。

会場に入ってすぐのマッピングボードで、自己紹介をするグループも。

まず最初は全員でじっくりと作品をみていきます。


皆さん、じっくりと作品に向き合います。

その後、参加者の皆さんに「気づいたこと」「目についたもの」などを聞きながら、対話を深めていきます。


すこししゃがんで視点を変えてみたり、角度を変えたりといろんな見方をしてみます。

初めは、美術館ボランティアの問いかけに答えるかたちで対話が進みますが、自然と参加者同士の対話が増えていきます。

「この作品、きっとできた頃はもっと全体的に明るい色だったのでは?」などいろんな意見が出ました。


笑い声も聞こえるなど終始和やかな鑑賞の時間になりました。

会場にある鑑賞ツールを活用して、対話を楽しむグループも。

展示室での対話は45分間程度でした。「短く感じた!」「もっと話したかった」とのお声を聞きながら会場を後にしました。

短い時間ではありましたが、すっかりみなさん仲良しに。
リラックスした雰囲気でお話をされている方も多く、アンケートにご協力いただいたのちも話が尽きず、しばらくロビーでお話されたり、一緒に展示室へ戻って行かれる方もいらっしゃいました。

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

今後も大人のための対話型鑑賞プログラムは開催していきたいと考えています。
興味を持ってくださった方は、ぜひ次回にご参加ください。

(報告者:上田美里)

◾️参加者の声(アンケートより抜粋)
・いろんな方と一緒に見ることで、視点、感じ方、考え方がかわり、楽しい鑑賞会です。
・自分の感じたことをしゃべりながら作品を鑑賞できることがこんなにも他欲しいんだな・・・と新しい体験ができて嬉しかったです。
・いろいろな見方があり、鑑賞は知識を頼りに正解を求めることではないのだとあらためて思いました。ありがとうございました。
・すみずみまで見ることのおもしろさも感じました。
1人でじっくりと鑑賞するのもいいが、意見を出し合って観ることも大切だと感じました。とても良い企画でした。

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