2025年度に開催したボランティアワークショップを報告いたします。
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2025年7月13日に「開館30周年記念 江戸の名プロデューサー 蔦屋重三郎と浮世絵のキセキ」関連プログラムとして、
美術館ボランティア有志による木版画勉強会の「もくもく会」のみなさん17名による、来館者向けの木版画多色摺の立ち寄りワークショップを開催しました。
木版画の多色摺は、複数の版木を使いそれぞれの版に異なる色を乗せて摺り重ねることで、一枚の紙に複数の色を表現できる版画技法です。参加者の皆さんにその技法を体験してもらうため、企画展関連プログラムとして開催しました。
当日の様子を写真で振り返ります。
多色摺体験は毎回大人気。混雑緩和のため、今回は時間帯ごとの整理券を用意しました。
展覧会にも出品されている「東洲斎写楽《三代目大谷鬼次の江戸兵衛》」を模した版は特に人気!
当日はたくさんの方が参加してくださいました。その人数はなんと80名!
ワークショップ参加者の方も、ボランティアスタッフのみなさんも笑顔が絶えない素敵な時間となりました。
次の機会にも、たくさんの方に木版画多色摺に親しんでいただけたら嬉しいです。
また、今回は短時間での摺りの体験でしたが、11月には「彫り」から体験できる木版画の1日体験ワークショップの開催を予定しています。ご興味をお持ちいただけた方は、ぜひご参加ください。
(報告者:教育普及担当 上田美里)