2025年度に開催した美術館ボランティア・ワークショップ「〜小学校以来の木版画にチャレンジ〜自分だけの一筆箋をつくろう」を報告いたします。
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2025年11月2日(日)に、木版画のワークショップを開催しました。
講師は美術館ボランティアによる木版画勉強会「もくもく会」のみなさん、アドバイザーとして「版画をつくる会」で活動されている遠藤氏、白井氏にご参加いただき実施しました。
遠藤氏と白井氏には2025年の春からもくもく会メンバーへの技術指導を行なっていただくなどのご協力をいただき、約半年の準備期間を経ての開催となりました。
写真を中心に、ワークショップ当日を振り返ります。
いよいよワークショップ開始。
まずは下絵の転写から。手順は手元がみやすいように、プロジェクターを使って説明をしました。
転写ができたら、次は彫りです。
彫刻刀の使い方も、プロジェクターを使って説明していきます。
お昼休憩のあとは各テーブルで彫り残しがないかを確認し、
いよいよ摺りの工程です。
摺りの時間をたっぷり取ることで、1枚の版木での幅広い表現にチャレンジすることができました。
罫線の色を変えたり配置をかえると、ぐっと雰囲気がかわったりと素敵な作品がたくさんうまれました。

みなさんの作品が完成したタイミングで、白井さんと遠藤さんからもコメントをいただきました。

素敵な作品ばかり!罫線付きの用紙は、あらかじめもくもく会のメンバーが色や配置を変え紙に摺ったものを参加者に使ってもらいました。
昨年度までは3枚の版木で転写〜彫る〜摺るという2日間のワークショップを開催していましたが、今年度のワンデー開開催は初めての試みでした。
参加者のみなさんには、シンプルな図案にしていただいたことで、色の工夫や配置などでさまざまな表現できる木版画の楽しみと、1日で作品が完成した!という満足感も持っていただけたのではないかと思います。
お披露目会ではみなさんの素晴らしい作品になんども歓声が上がり、終始笑顔の絶えない和やかな雰囲気のワークショップとなりました。
毎年秋に行う木版画のワークショップは毎年もくもく会のメンバーのみなさんによりブラッシュアップされ、参加者の皆さんにも毎回とても喜んでいただけています。
ご興味をお持ちいただけた方は、ぜひ来年度ご参加ください。
(報告者:教育普及担当 上田美里)
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参加者からの声(アンケートより抜粋) ・とても丁寧に教えていただきました。版画の彫り方や色ののせ方でイメージが変わるのが楽しかったです。 |















