| 作家名 |
渡辺 崋山
わたなべ かざん
[1793-1841]
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| 作品名 |
佐藤一斎像画稿 第三〜第七
さとういっさいぞうがこう
Drafts for a Portrait of Satō Issai (Nos. 3-7)
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| 技法/材質 |
紙本墨画淡彩 5幅
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| 寸法 |
39.1×20.7cm(第三)/38.9×20.4cm(第四)/39.2×19.5cm(第五)/39.0×20.7cm(第六)/38.9×20.3cm(第七)
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| 制作年 |
文政4年(1821)頃
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| 受入年度/種別 |
平成23年度/寄贈 西谷コレクション
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| 分類 |
近世までの絵画
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| 所蔵品番号 |
2111117
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渡辺崋山は三河田原藩士の子として江戸に生まれ、後に藩の年寄役を務めた。画業はまず白川芝山、のち金子金陵、更に谷文晃についた。文人画の山水画の他、迫真的な肖像画、南蘋風の花鳥画等を残す。蘭学者でもあった。「蛮社の獄」で罪に問われ、田原に蟄居し、自刃に至った。
崋山の師であった儒学者佐藤一斎の肖像画の完成作が東京国立博物館に所蔵される。画稿は第二から第十一のうち、第八~十を除く7点が現在知られる。画稿の一部は、崋山の妹が嫁いだ岩本家に伝わり、下村観山が所蔵した第二と第十一が重要美術品となっていた。第三から第七の5点が西谷コレクシヨン旧蔵。第二から第五までは朱筆、第六以降は墨筆で番号が付される。第三、第四は写生的なものか。第五は第四にもとづき色を着けたものとみる。第六の顔の角度は本画と近いが若干細面に描かれる。第七は第六の顔の角度を踏襲して、目、口元に紙を貼っており試行錯誤が伺える。 (『千葉市美術館 所蔵作品100選』 2015年)
崋山の師であった儒学者佐藤一斎の肖像画の完成作が東京国立博物館に所蔵される。画稿は第二から第十一のうち、第八~十を除く7点が現在知られる。画稿の一部は、崋山の妹が嫁いだ岩本家に伝わり、下村観山が所蔵した第二と第十一が重要美術品となっていた。第三から第七の5点が西谷コレクシヨン旧蔵。第二から第五までは朱筆、第六以降は墨筆で番号が付される。第三、第四は写生的なものか。第五は第四にもとづき色を着けたものとみる。第六の顔の角度は本画と近いが若干細面に描かれる。第七は第六の顔の角度を踏襲して、目、口元に紙を貼っており試行錯誤が伺える。 (『千葉市美術館 所蔵作品100選』 2015年)
