| 作家名 |
吉田 博
よしだ ひろし
Yoshida Hiroshi
［1876-1950］
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| 作品名 |
光る海 瀬戸内海集
ひかるうみ せとないかいしゅう
Glittering Sea from the series"The Inland Sea"
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| 技法／材質 |
木版多色摺
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| 寸法 |
37.2×24.7cm
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| 制作年 |
大正15年(1926)
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| 受入年度／種別 |
平成27年度／購入
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| 分類 |
近代版画
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| 所蔵品番号 |
2154001
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連作『瀬戸内海集』（全9点）の第一作。日が傾く頃であろうか、静かな内海を滑るように進む帆船が描かれる。吉田博は瀬戸内海を好み、料理人つきの船をチャーターして写生旅行に出かけたというが、タイトルのとおり、本図の主役は船よりも輝く水面であろう。丸ノミの跡で巧みに表されたきらめきに、思わず目を細めたくなる。こうした光の表現や空気感は、洋画出身の吉田が伝統的な木版画に求め、若き日に修業した水彩画の経験を活かして形にした、かつてない表現であった。本図はまた、ダイアナ元妃が自ら買い求め、執務室の壁にかけていたことで、近年著名になった作品でもある。