企画展

千葉美術散歩 -人・もの・自然-

2003年9月20日[土] – 11月24日[月]

柴田是真 《貝図》 明治10年代
会期

2003年9月20日[土] – 11月24日[月]

※この展覧会は終了しました

休室日

9月22日[月]、29日[月]、10月14日[火]、20日[月]、27日[月]、11月4日[火]、10日[月]、17日[月]

観覧料

一般200円 大学生・高校生150円 小・中学生100円

主催
千葉市美術館

千葉ゆかりの人・もの・自然の象徴を千葉市美術館のコレクションに探り、千葉を美術で散歩するように巡る展覧会を開催します。

この展示は、同時期に開催される千葉市美術館の企画展「天津市芸術博物館展」(10月11日~11月24日)にあわせて企画されました。千葉市と友好都市である中国第三の都市、天津市。その芸術博物館より、同館の誇る中国歴代の芸術品と、天津地方の民間芸術の粋がやってきます。そこで、千葉と千葉市美術館を紹介するような所蔵品展示を行ってこれを迎え、両市の友好関係をさらに深めたいと願うものです。

展示内容は、次の2つの観点から構成しています。
まずは、千葉の自然の象徴、海をめぐるイメージです。千葉市の位置する房総半島は三方を海に囲まれ、古より海との関わりが深い土地です。都市化の進んだ千葉市の海岸線はといえば人工的に造られた部分が多いのですが、今なお人々の千葉のイメージの中には深く関わっています。そこで、必ずしも現実の千葉の海の姿という内容だけにとどまらない、海をめぐるイメージをコレクションに探ってみました。

次に現実の千葉の地と人のつながりの跡を、美術作品という「もの」を通じて紹介します。現在ではなかなか実感しづらい状況にありますが、千葉市美術館があるところは、市内でも古い繁華街です。館内には昭和2年に建てられたネオ・ルネサンス様式の建物を、建設当時の姿に復元再生し活用している稀少な「さや堂ホール」があります。この建物が息づいていた頃のこと、震災後そして戦後のこの場所に関わる人ともの一端をコレクションより紹介する試みです。

千葉市美術館を紹介する意味も込めて、コレクションの三本柱である、房総ゆかりの作品、江戸時代の絵画・版画と近代版画、現代美術という各分野から、作品設立の時代も空間も異なるバラエティーに富んだ作品が出品されます。

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