企画展

大和し美し 川端康成と安田靫彦

2009年4月4日[土] – 5月10日[日]

二大コレクションと良寛 美と文学のコラボレーション

会期

2009年4月4日[土] – 5月10日[日]

※この展覧会は終了しました

休室日

4月6日[月]、4月27日[月]

観覧料

一般1000円(800円) 大学生、高校生700円(560円) 小・中学生無料

※( )内は団体30人以上・前売料金および千葉市内在住60才以上の方

※前売券は千葉市美術館ミュージアムショップ(3月27日まで)、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」 「都賀駅」「千城台駅」の窓口(5月10日まで)にて販売

主催
千葉市美術館
特別協力
財団法人良寛記念館
監修
川端香男里( 財団法人川端康成記念會理事長)/安田建一
企画
水原園博・平山三男( 財団法人川端康成記念會評議員)

作家・川端康成( かわばたやすなり 1899-1972) は、「伊豆の踊子」「雪国」など、伝統的な美に根ざす叙情性豊かな名作を数多く残し、1968 年に日本人初のノーベル文学賞を受賞した際の受賞講演では、良寛に触れて、その心の世界を発信しました。

画家・安田靫彦( やすだゆきひこ 1884-1978) は、優美な線描と典雅な色彩で、古代史への深い造詣に裏打ちされた歴史画を確立しました。また、その生涯は良寛に捧げられたといっても過言ではなく、良寛研究の第一人者でした。

昭和23 年、安田靫彦が川端全集の表紙画を描いたことが契機となり、二人の交流は始まりました。二人の絆をより強固にしたのは古美術品が好きだったことです。美術品コレクターとして安田は大先輩、川端は名品を入手すると鎌倉から大磯まで持参し、至福の時を共有しました。古美術は二人を支え、日本の良きもの、美しきものの探求となって創作に生かされます。

本展は、川端康成と安田靫彦の創作の源泉となった美術品や、共に敬慕した良寛の遺墨( 安田旧蔵品と良寛記念館より出展)、安田靫彦の絵画など約250 点を展観します。24 年間に亘る二人の交流の中で共に感じ、憧れ、探求した日本美のありかをご覧いただければ幸いです。

(会期中、一部の作品の展示替えがあります。)

【初公開】 与謝蕪村の文台 (川端康成記念会蔵)

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