企画展
所蔵作品展

こんな作品あったよ ~中学生が選ぶ所蔵作品展~

2009年6月27日[土] – 8月9日[日]

吉田博《大原海岸》 1928年 多色摺木版画 千葉市美術館蔵
会期

2009年6月27日[土] – 8月9日[日]

※この展覧会は終了しました

休室日

7月6日[月]、8月3日[月]

観覧料

一般200円(160円) 大学生、高校生150円(120円) 小・中学生無料

※( )内は団体30人以上の料金

※同時開催の「タイの美しい布」展をご観覧の方は無料。

主催
千葉市美術館

洋画家石井光楓(1892-1975)は現在のいすみ市岩船にあった網元の次男に生まれ、はじめは日本画を学びましたが、洋画家を志して大正4年(1915)には第2回院展、同10年(1921)に第3回帝展に入選と活躍をはじめます。

しかし光楓は国内で洋画を学ぶことの限界を覚えたのでしょう。大正10年に渡米し、シカゴのアート・インスティチュート、さらに同14年にはフランス・パリのアカデミー・ジュリアンに入り、本場での本当の洋画を学ぶのです。光楓の若々しく純粋な思いは、この時代の作品に最もよく表れています。当時のパリには洋画家として知られる藤田嗣治(1886-1968)もいて交流があり、そこに集う画家たちには独特の若い熱気がありました。やがて光楓はパリの画壇でも注目され、数々のサロンに入選するようになります。

ご遺族のご好意によりこのたび千葉市に寄贈された光楓作品の中から、滞欧米時代の作品を中心に展観し、その画業を振り返ります。

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