11月11日(月)〜14日(木)は設備修繕のため臨時休館いたします。
2015年9月8日[火]-10月18日[日]
会期
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2015年9月8日[火]-10月18日[日] ※この展覧会は終了しました |
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休館日
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9月28日[月]、10月5日[月] |
観覧料
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一般200円(160円) 大学生 150円(120円) 小・中学生、高校生無料 ※( )内は団体30名様以上 ※ 千葉県在住の65歳以上の方、小・中学生、高校生、および障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料 ※ 同時開催「唐画もん—武禅にろう苑、若冲も」入場者は無料 |
主催
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千葉市美術館
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千葉市千葉寺町に1938(昭和13)年から58(同33)年までを過ごした田中一村(1908-77)と、戦後を長きにわたり千葉県市川市で暮らした東山魁夷(1908-99)。ふたりはともに千葉ゆかりの日本画家であり、実は、1926(大正15)年に東京美術学校日本画科に入学した同期生でもありました。企画展「唐画もん」と同時開催となる本展は、一昨年度に収集いたしました田中一村《椿図屏風》と、昨年度ご寄託いただきました東山魁夷の三部作—《自然と形象 雪の谷間》《同 秋の山》《同 早春の麦畑》を核に、千葉にかかわりの深い画家たちの作品を集めて構成いたします。
魁夷は加藤栄三や橋本明治ら、後に「花の六年組」と呼ばれることになる同期生と切磋琢磨しつつ友情を育みましたが、かたや一村は入学してすぐに美校を退学しています。魁夷は静謐で抒情的な造形が高く評価されて国民的ともいえる人気を博し、一村は奄美の地で新たな作風を拓くも無名のまま生涯を終えましたから、その後の道は対照的ともいえるものです。画業と評価をめぐる、そうした巡り合わせの不思議にも思いをはせながらご覧いただければ、と思います。
本展ではほかにも、一村が千葉の風景を描いた諸作や名品《アダンの海辺》、魁夷が身近な人に贈った愛らしい小品、加藤栄三(1938年から市川市に住まい、魁夷を同地に招いた人でもあります)や橋本明治の作品など、所蔵作品に個人蔵の作品もあわせ、約50点から構成いたします。どうぞご期待ください。