瀧口修造とマルセル・デュシャン
2011年11月22日[火] – 2012年1月29日[日]
会期
|
2011年11月22日[火] – 2012年1月29日[日] ※この展覧会は終了しました |
---|---|
休室日
|
12月5日[月]、12月29日[木]~1月3日[火] |
観覧料
|
一般800円(640円) 大学生560円(450円) 小・中学生、高校生無料 ※( )内は前売券、団体20名様以上、および市内在住60歳以上の料金 ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料 ※前売券はミュージアムショップ(11月13日まで)、ローソンチケット(Lコード:35146)、セブンイレブン(セブンコード:013-483)、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口(1月29日まで)にて販売。 |
主催
|
千葉市美術館
|
協力
|
慶応義塾大学アート・センター、富山県立近代美術館
|
瀧口修造 (1903-1979) は、1938年、『みづゑ』誌上に「マルセル・デュシャン(調革の論理)」を、1955年には『藝術新潮』に「異色作家列伝12:デュシャン」を発表し、日本のマルセル・デュシャン受容において先駆的な役割を果たしました。けれども瀧口にとってデュシャンが真に特別の存在となるのは、スペインのカダケスにあるサルヴァドール・ダリ宅を訪れた際に、このダダの巨匠との邂逅を果たしたのちのことです。以後瀧口はデュシャンと手紙のやり取りを続け、彼の異名「ローズ・セラヴィ」を冠したオブジェ・ショップの構想、『マルセル・デュシャン語録』の編纂、岡崎和郎の助けをかりての《檢眼圖》の制作など、最晩年に至るまで精神的なつながりを保ち続けました。
本展は、300点を超える作品や資料をとおして、瀧口修造とマルセル・デュシャンの交流を紹介します。第1部では「大ガラス」を未完のまま放棄した1923年以降のデュシャンの作品を展示し、第2部では瀧口とデュシャンの具体的な交流やつながりを、二人の作品や写真・書簡等の資料によって編年順に跡づけていきます。また第3部では、ジャスパー・ジョーンズ、マン・レイ、荒川修作、岡崎和郎をはじめ、瀧口が交友を結んだ14人の作家たちによる、瀧口ゆかりの作品およびデュシャン関連作品を展示します。