企画展
開館20周年記念展

没後20年 ルーシー・リー展

2015年7月7日[火]-8月30日[日]

会期

2015年7月7日[火]-8月30日[日]

※この展覧会は終了しました

休館日

8月3日[月]

観覧料

一般1,000円(800円)  大学生 700円(500円) 小・中学生、高校生無料

※( )内は前売券、団体20名以上の料金、および市内在住65歳以上の方の料金

※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料

※前売券はミュージアムショップ(6月28日まで)、ローソンチケット[Lコード:33607]、セブンイレブン[セブンチケット]および、
千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口(8月30日まで)にて販売

主催
千葉市美術館、日本経済新聞社
後援
オーストリア大使館、ブリティッシュ・カウンシル、一般社団法人 日英協会
協賛
大伸社
協力
オーストリア航空、全日本空輸、ルフトハンザ カーゴAG

 20世紀を代表するイギリスの陶芸家ルーシー・リー(1902-1995)は、ウィーンの裕福なユダヤ人家庭に生まれました。当時ウィーンでは、画家グスタフ・クリムトや建築家ヨーゼフ・ホフマンに代表される造形芸術の新たな動向が芽生えており、ルーシーもこれらに触れながら育ちます。
 ホフマンも教鞭を執ったウィーン工業美術学校で1921年から学び、ここで轆轤の面白さに魅了された彼女は、陶芸家になることを決意します。その後はさまざまな展覧会で活躍し、作家としての地位を確立していくものの、戦争へと向かう時代の中、1938年、イギリスへの亡命を余儀なくされました。以後1990年に病で倒れるまで、半世紀以上にわたりロンドンで制作を続けました。

 轆轤によって生み出される優美で緊張感のあるフォルム、象嵌や掻き落としなどによる独自の文様、釉薬のあたたかみのある色調などは、ルーシー・リーならではの造形世界であり、それらの作品が放つ繊細でありながら凛とした存在感は、多くの人々を魅了し続けています。

 本展は、ルーシー・リーの没後20年を機に、初期から晩年に至る約200点の作品で彼女の足跡を辿り、その魅力に迫ろうとするものです。展示作品の大半が日本初公開となるほか、今回新たに発見されたウィーン時代の作品もご覧いただきます。

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