企画展
所蔵作品展

江戸美術の革命 −春信の時代

2017年9月6日[水]- 10月23日[日]

会期

2017年9月6日[水]-10月23日[日]

※この展覧会は終了しました

休館日

10月2日[月]

観覧料

200円(160円) 大学生150円(120円) 小・中学生、高校生無料

※( )内は団体30名様以上

※ 千葉県在住の65歳以上の方および障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料

※ 同時開催「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」入場者は無料

主催
千葉市美術館

18世紀後期は、江戸時代美術が特筆すべき活況を示した時代です。中国や西洋から長崎を経由してきた新風が大きな刺激となって、上方では町人出身の画家が競い合うように創造力を発揮しました。江戸にもその風が届きます。錦絵誕生の契機となった絵暦交換会の流行は明和2年(1765)のことでしたが、多色摺版画で浮世絵の歴史に革命を起こした鈴木春信が活躍した宝暦後期から明和期、それはまさに江戸美術の革命期でもあったのです。

 「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」に併せて開催する千葉市美術館の所蔵作品展では、「春信の時代」として、この宝暦から明和(1751-71)という時期に的を絞って各地の動きを探ります。今から約250年前の20年というごく限定した時間内に生まれた絵画作品の数々をご覧いただきますが、応挙、若冲、蕭白、大雅といった作者の顔ぶれに、春信を輩出した時代の息吹を感じ、ご堪能くだされば幸いです。

 また、最後の小展示室においては、その「春信(の時代)」を重んじ敬慕した近現代の作家をとりあげることにいたしました。当館所蔵の春信の錦絵を題材に新作された小川信治《鞠と男女》(2016年作)が、昨年度新たに当館の所蔵となり、その披露にはいち早く巡りあわせた「春信展」のこの機にまさるものはないと考えた次第です。

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