new born 荒井良二
2023年10月4日[水] – 12月17日[日]

会期
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2023年10月4日[水] – 12月17日[日] |
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休館日・休室日
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休室日:10月10日[火]、23日[月]、11月6日[月]、20日[月]、12月4日[月]※第1月曜日は全館休館 |
観覧料
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一般1,200円(960円)、大学生700円(560円)、小・中学生、高校生無料 ◎ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料半額 |
主催
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千葉市美術館、朝日新聞社 |
協力
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偕成社、積水ハウス、宮本武典 |
展覧会公式サイト
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2005年に日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど、世界的な評価を受けるアーティスト、荒井良二(1956-)。彼の幅広い活動は、絵本だけでなく、絵画、音楽、舞台美術にまでおよびます。
自らを「絵本もつくる人」と称する荒井にとって、絵と言葉で物語をつづる方法は、つねにその創作の出発点になるものです。一方で、2010年の初作品集『metaめた』の刊行や、郷里・山形を舞台とした「荒井良二の山形じゃあにぃ」、「みちのおくの芸術祭山形ビエンナーレ」の芸術監督など、近年は場所やジャンルを超えた創作を展開してきました。
本展では、そんな荒井良二の「いままで」と「これから」を語る作品たちを、荒井自身が再構成して紹介します。また、新作の立体インスタレーション《new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す》を発表。こども一人一人がひとつの家となり、展示室に点在する小さな家々は、それぞれに物語を内包しながら、この展覧会とともに旅をしていきます。
いつも、まさに旅をする時のように、先が見えない不安や恐れをも楽しみに変えてしまうような気持ちで活動の幅を広げてきた荒井良二。彼はこれまでどんなところを旅して、次はどこへ出かけていくのでしょうか。ここからまた新しい荒井良二が誕生=new bornする展覧会を、ぜひ体感してください。
10月9日(月・祝)は関連イベントのオープニング・ライブを展覧会会場で開催するため、7階展示室の一部が16:00〜17:00頃までご覧いただけなくなりますので、予めご了承ください。ご来場のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

1956 年山形県生まれ。日本大学藝術学部美術学科を卒業後、絵本を作り始める。1999 年に『なぞなぞのたび』でボローニャ国際児童文学図書展特別賞を、2005 年には日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど、国内外で数々の絵本賞を受賞。日本を代表する絵本作家として知られ、海外でもその活動が注目されている。美術館での展覧会、NHK 連続テレビ小説「純と愛」のオープニングイラスト、「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」の芸術監督など多方面で活動。主な絵本に『はっぴぃさん』、『ねむりひめ』、『きょうはそらにまるいつき』、『きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ』、『こどもたちはまっている』などがある。
(写真撮影:池田晶紀)