清水宏章 朱
2022年4月13日[水] – 5月19日[木]
会期
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2022年4月13日[水] – 5月19日[木] |
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休館日
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5月2日[月] |
観覧料
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無料 |
主催
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千葉市美術館 |
協力
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株式会社キヨロク |
会場
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1階さや堂ホール |
1986年に京都清水五条で生まれた清水宏章は、京都を拠点に活躍する若手陶芸作家です。本展「朱(しゅ)」は、関西でこれまで発表を重ねてきた作家にとって、関東での初個展であり、近年取り組む「赤」というテーマをより深化させた、最新作の陶芸作品を発表します。
清水にとって赤は、身体の内側を巡る血のように身近な色であり、一方で危険や熱狂、情熱、幸福など、日常と異なる世界へと誘う不思議な力を持ち合わせています。釉薬の中でも、扱いが難しいとされる辰砂釉をあえて使用し、現代における表現の拡張を目論む清水は、様々な記号が表面で乱れ踊る自身の器物を「朱乱」と名付け、喧騒と静寂という異なる2つの性質から、陶芸の外と内の関係を探ろうとしています。会場に展示される祖父・清水九兵衞(1922–2006)の彫刻とも響き合い、次代を継承していく清水宏章の絶え間ない挑戦が生み出すうつわの造形世界を、ぜひご覧ください。
結局のところ僕は「人」に興味があるのかもしれない、と最近思います。
気が付いたら、「こう使ってもらったら面白いのではないか」「これが家にあったらちょっと危ないんじゃないか」みたいなことを考えている自分がいます。
こう思うと、僕の根っこはアートではなくて工芸なのかな、と思うのです。
でも、まっすぐ進むのは嫌で、ついちょっと斜めから見てしまいます。
「赤」というのは技術的にも使う上でも色んな意味で難しい、だからこそ惹かれてしまっているのかもしれません。
清水宏章
1986年京都府生まれ。2009年大阪大学人間科学部卒業。2015年京都府立陶工専門校卒業。2016年京都市立産業技術研究所卒業。近年の主な個展に、ギャラリー恵風(京都、2021年、2020年)、ギャラリーH2O(京都、2019年、2018年)。2019年第48回日本伝統工芸近畿展入選(以降、第49回、第50回入選)。