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「カラダを通して味わうアート vol.3」を開催しました

2021.7.26 展覧会関連 みんなでつくるスタジオ

2021年度に開催した、ワークショップパートナーによる企画を報告いたします。
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2021年6月27日(日)に「カラダを通して味わうアート vol.3」をオンラインで開催しました。
「カラダを通して、アートを味わう」とは、どういうことだろう?
ご参加のみなさんは、美術鑑賞や演劇的手法に興味を持ちつつ、
同時にそんな疑問も抱きながらワークショップがスタートしました。

ストレッチや喜怒哀楽のポーズなどのウォームアップでこころとからだをほぐした後、ファシリテーターからの声かけ(サイドコーチ)を聞きながら、作品の登場人物の動きを繰り返すことで、作品の世界を深く味わっていきました。

その後、複数人でその動きをつなげて1つのシーンをつくっていきました。
みなさん、創作のプロセスも発表もとても楽しまれていました。

最後の感想共有では、「ワークショップという多くの人が参加する形式で、身体を動かしながら、作品を味わうこと」の意義が、より浮かび上がってきました。

「他者とアイデアを分かち合い、創造すること」や「身体と心を動かして、全身で味わうこと」が新鮮で楽しかったといった声が多くありました。これらは、私たちに刺激を与えてくれ、新しい見え方や感じ方をもたらしてくれるワクワクする『体験』であると改めて実感しました。今後も、このプログラムを通して、多くの方と作品の楽しい鑑賞方法の一つとして、味わい深い体験を分かち合っていきたいと思いました。


参加者からの声

・「みんなでシーンを作ってみるのがとても楽しかったし、登場人物に命が吹き込まれた。演じる前と後では、絵の見え方が変わった」
・「平面な絵に時間と空間を感じる時間だった。また、参加者のみなさんの『遊び心』に触れられて、頭をゆるめる時間になった」
・「普段、一人で鑑賞していると通り過ぎてしまうであろう作品も、皆で演じてみることで、自分にとって一番心動かされる作品になった」
・「演じてみると、景色が浮かんできただけでなく、作者と一緒に心の中で作品を創作している感じがした」
・「演じることで、その時代の情景・季節が加わり、作品に『奥行き』がもたらされた」

(報告者:高橋直裕 )

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