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銀座商店夜景

井上 安治
イノウエ ヤスジ
Inoue Yasuji

銀座商店夜景

分 類:版画
制作年:明治15年(1882)
技 法:横大判錦絵
寸 法:24.8×36.5cm

 軒上の看板に「国産果物貯蔵製元」「東京銀座三丁目 中川幸七」、柱に「銀座三丁目 中川幸(七)」「松たけ鑵□(金+吉)」とあり、店内の様子から、果物等の缶詰を製造販売していた銀座の中川幸七の見世先の景と了解できる。商談の最中と思われる3人、木箱を前に忙しく立ち回る人々、それに、いっぱいに並べられた缶詰や瓶詰が、ランプの光に照らし出されて明るく輝いている。ここでも光が主役である。
 明治15年の、安治は、東京名所絵としては、3月に「京橋勧業場之景」と題して小柳陶器店の経営する京橋勧業場を制作、同年7月にこの図を制作しているのみである。両図とも、特定の商店を描いたものであり、版元と安治が、お金をもらい依頼されて刊行したものであるかもしれない。