千葉市美術館30周年

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「問いを楽しむTOITOYトーク〜「自分」ってなんだろう?」を開催しました

2025.8.9 みんなでつくるスタジオ

2025年度に開催した、ワークショップパートナーによる企画を報告いたします。
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2025年7月21日、大人と子どものペアを対象とした対話ワークショップを開催しました。

テーマは「自分ってなんだろう?」。
前半の対話では、子どもチームは「自分らしくいられる、もしくはいられないのはどんな時?」などの問いに対する意見が交わされ、大人チームは自分が思う自分と、他者との関係性の中に存在する自分がある、ということについて話が盛り上がりました。

対話の前に、TOITOYの対話のルールを動画で説明します。

子どもチームの対話。問いをじっくり考え中。

大人チームの対話。和やかな雰囲気です。

対話の中で出た意見は、付箋に書き起こして貼っていきます。

対話後は、常設展の鑑賞へ。

前半の対話を終え、常設展鑑賞へ。たくさんのポスターを前に、気づいたことをメモ。

気になる作品はあるか、自分と対話しながらじっくり鑑賞。

明るい黄緑色が印象的な抽象画。手触りは?温度は?問いがたくさん湧いてくるね!

今回は気になる作品をひとつ選び、後半の対話でなぜその作品が気になったのかを語っていただきました。その理由を探ると、実はその作品に描かれている人が自分がなりたい姿に近かったり、自分の過去とリンクしていたりすることに気づきます。アート鑑賞が自分を知ることに繋がるという体験が、前半でじっくり対話をしたことで、よりクリアに感じられたのではないでしょうか。


鑑賞の後は、気になった絵の写真を見ながら自由に対話を楽しみました。

気になる絵がそれぞれみんな違うのも面白い。

他者との対話やアート鑑賞を通して見えてくる「自分」に向き合う貴重な時間となりました。

みんないい顔!おつかれさまでした!

 

参加者からの声
・自分が本当はこんな人になりたかったんだと気づいた(子ども)
・自分がこんなときに緊張するんだということがわかった(子ども)
・他の人が何を感じ、どのように考えるのか、そのプロセスに触れることができた(大人)
・他者と対話することで、自分の新しい考え方に出合えた(大人)
・絵画を見る視点や気づきがみんな異なっていて興味深かった(大人)

(報告者:TOITOY )

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